ニキビについて知っておきたいこと

ニキビについて知っておきたいこと

ニキビの知識

ニキビは、特に顔に多く見られ、他にも肩、背中、首、胸、および上腕に吹き出しを引き起こす慢性炎症の皮膚疾患です。

白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、紫ニキビ(嚢胞、結節)など様々なタイプがあります。

これは、日本で最も一般的な皮膚疾患であり、国内では90%以上の者が経験します。

ニキビは一般に、皮脂腺が活動する思春期に起こると言われていますが、どの年齢でも起こります。それ自体に危険性はありませんが、皮膚の傷跡を残すことがあります。

ストレスによって男性および女性の両方の副腎によって産生される男性ホルモンが分泌され、皮脂腺から多くの皮脂が分泌することによってニキビの原因になるとも言われています。

日本人の85%以上が中学生から成人にかけての期間にニキビを経験しています。

最初に、ニキビについてのまとめを書いておきます。詳細は下の項で書いていきます。

ニキビは、毛嚢の根元にある油腺を含む皮膚疾患です。

それは12歳から30歳の4人に3人に発生します。

ニキビは危険ではありませんが、皮膚に傷跡を残すことがあります。

治療については症状やどれくらいの期間発生しているかに依存します。

原因は、遺伝、月経周期、不安とストレス、高温多湿の気候、油性化粧品の使用、および既にできた吹き出物からの二次感染などがあります。

家庭でできる治療

ニキビは一般的な皮膚の問題です。ニキビ治療のためにたくさんの家庭内療法が生まれましたが、医学的な根拠がないものもありますので注意が必要です。

食事

栄養バランスの取れた食事は人体に好影響を与えます。科学者は、ビタミンAとEと亜鉛をバランスよく含んだ食事をする人は、重度のニキビに悩まされるリスクが低い可能性があることを発見しました。

ティーツリーオイル

インディアンジャーナルという学会機関紙に掲載された、ニキビの患者の研究結果としては、濃度5%のティーツリーオイルが軽度から中程度のニキビの治療に役立つ可能性があることを示唆しています。

ティーツリーオイルを購入したい場合は、インターネット通販でも購入可能です。

緑茶

緑茶を含む茶ポリフェノールの局所適用製剤があることから、皮脂の生成を減らし、ニキビを治療するのに有益であるというという証拠もいくつかあります。しかしこれは、飲料としての緑茶ではなく、緑茶より科学的に抽出された茶ポリフェノールになります。

保湿剤

約10%の濃度のアロエベラまたはウィッチヘーゼルを含む保湿剤は、肌の鎮静作用および場合によっては抗炎症作用があると言われています。

ニキビの原因

人間の皮膚には、皮膚下の皮脂腺につながる毛穴があります。濾胞は腺を毛穴につなぎ、内部に分泌物がたまる小嚢です。

腺は皮脂と呼ばれる油性の液体を作ります。皮脂は、死んだ皮膚細胞を毛包を通って皮膚の表面に押し出されます。その際、毛穴の小さな毛が皮膚の濾胞を通って成長します。

これらの小嚢が詰まると、皮脂が排出されず吹き出物が成長し、皮脂が皮膚の下に蓄積してしまします。

皮膚細胞、皮脂、および毛が一緒に詰まってしまうことがあり、細菌に感染し、結果的に炎症を起こしてしまいます。

ニキビの原因と言われる「プロピオニバクテリウム アクネス」は、皮膚に生息し、かつ吹き出物の感染してします細菌です。

ホルモン要因

さまざまな要因がアクネを引き起こしますが、主な原因はアンドロゲンレベルの上昇であると考えられています。

アンドロゲンはホルモンの一種であり、青年期が始まるとアンドロゲンレベルが上昇します。女性ではエストロゲンに変換されます。

アンドロゲンレベルが上昇すると、皮膚の下の皮脂腺を活発化させます。活発化した皮脂腺はより多くの皮脂を生成してしまいます。皮脂が過剰になると、毛穴の細胞壁が破壊され、細菌が増殖することがあります。

その他の原因

いくつかの研究は、遺伝的要因がリスクを増加させる可能性があることを示唆しています。

その他の原因としては、アンドロゲンとリチウムを含むいくつかの薬物、油性の化粧品、ホルモンの変化、感情的ストレス、月経などがあります。

ニキビの治療

治療方法は、ニキビがどれくらい深刻でどれくらいの期間続いているかで変わってきます。

軽度のニキビ

アクネジェル

さまざまなステロイド性および非ステロイド性のクリームおよびゲルが、ニキビを治療するために利用可能で、その多くがニキビに有効である。

軽度のニキビは、皮膚に塗布するタイプのジェル、石けん、パッド、クリーム、ローションなどの市販薬(OTC)で治療することができます。

クリームやローションは敏感肌に最適です。アルコールベースのゲルは皮膚を乾燥させるので、肌が油っぽい方に効果的です。

OTCのニキビの治療薬には、以下の有効成分が含まれています:

レゾルシノール

黒ニキビと白ニキビなどの吹き出ものを乾かす効果があります。

過酸化ベンゾイル

強力な殺菌作用、古い角質のターンオーバーの促進、皮脂の生成を遅らせます。

サリチル酸

古くなった角質を溶かし黒ニキビおよび白ニキビの脂質を排出させるように促し、炎症や腫脹を軽減するのに役立ちます。

レチンA

ビタミンAの一種であるトレチノインが肌のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりの解消させます。この手のクリームは国内では販売されていませんが、ニキビに対して効果的な塗り薬とされていて欧米で販売されています。個人輸入が可能です。

アゼライン酸

小麦やライ麦などの穀類由来の成分で、皮脂の噴出を止め、ニキビ菌の殺菌効果もあります。国内では医薬品として認められていませんが、欧米では主要なニキビ薬として認可されています。最初の使用時には、皮膚刺激や発赤を引き起こす可能性があるため、含有率が低い製品を使用することを勧めします。

これらの副作用は、通常、継続して使用した後には消えます。そうでない場合は、医師に相談してください。

中等度〜重度のニキビ治療

皮膚科医に相談して、治療にあたりましょう。

皮膚科では、個人で手に入るニキビ薬より、強力で、経口または局所的な抗生物質を処方してくれます。

ケナコルト注射

ニキビによって重度の炎症が起こると、嚢胞が破裂することがあります。これは肌に瘢痕残してしまう可能性があります。

皮膚科で、希釈したケナコルト注射をすることによって炎症性嚢胞を治療することができます。

これは、瘢痕を予防し、炎症を軽減し、治癒を促進するのに役立ちます。

経口抗生物質

皮膚科で、経口の抗生物質を処方してもらうことも可能です。

これはアクネ菌を抗生物質で殺菌することを目的としています。

抗生物質は、白ニキビは細菌による炎症が起こっていないので効果はありません。赤いニキビに効果を発揮します。

エリスロマイシンおよびテトラサイクリンは、一般に、ニキビのために処方されます。

局所用抗菌剤

局所抗菌剤は塗り薬のことです。中等度から重度のニキビの患者におけるアクネ菌の減少を目的としています。ダラシンTゲル(クリンダマイシン)などがあります。

皮膚科医は、局所レチノイドを処方することができる。

局所的なレチノイドはビタミンAの一種で、毛穴付近の角質が固くなり毛穴が狭くなるのを防ぐことでニキビ発生を抑えます。

米国で処方されている局所レチノイドの例は、アダパレン(ディフィリンゲル)、タザロテンやトレチノインがあります。

アキュテイン(イソトレチノイン)

アキュテインは、国内では未承認の強力な経口タイプのニキビ薬です。重度のニキビや他の薬物療法および治療で治らないニキビの治療に使用されます。

副作用を起こす危険性があるため国内では未認可となっています。

副作用には、肌の感想、乾燥した唇、鼻血、妊娠中に使用される場合の胎児の異常、およびうつなどの重大な精神症状があります。

ニキビの種類

ニキビには症状や色など様々な種類があります。

白ニキビ

白ニキビは皮脂がたまり、皮膚の下に残りっている状態です。

黒ニキビ

毛穴から出た皮脂が酸化して、黒く変色し、皮膚の表面に見えている状態です。

赤ニキビ

ニキビに炎症が起こり、赤みを帯びている状態です。皮膚の表面に現れ、痛みが出てきます。膿がたまってくるとたまっている部分の内圧が高まり激しい痛みを伴います。

紫ニキビ

結節性ニキビとも呼ばれ、皮膚表面にしこり状に残り赤黒く変色したものです。通常は膿がたまっても徐々に皮膚に吸収されていきますが、膿がなかなか吸収されず溜まってしまうと紫ニキビになってしまいます。

ニキビの予防とニキビの取り扱い

  • 温かい水でニキビ用の石鹸を使用し、毎日2回以上顔を洗う。
  • ニキビをこすったり、触らない。感染がさらに広がってしまいます。ニキビを潰すのは傷が残る可能性があるので避けましょう。
  • ローション、クリームを塗る際、お化粧をする前には手をよく洗いましょう。
  • ニキビが背中、肩、または胸にある場合は、通気性の良いゆるい服を着用してください。ヘッドバンド、キャップ、スカーフなどの衣類は避け、使用する場合は定期的に洗ってください。
  • 敏感肌用の化粧品を使用し、油性の製品を避けてください。寝る前は必ず化粧を落としましょう。
  • 髭剃りや除毛をするときは、電気シェーバーまたは鋭利な安全剃刀を使用してください。シェービングクリームを塗布する前に、皮膚と毛を暖かい石鹸水で柔らかくします。
  • 髪の毛は皮脂や肌の汚れが付着するので、髪を清潔に保ちましょう。脂質が多いトリートメントなどは避けてください。

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